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セミの一生

2019/8/16    , ,

セミといえば、小学生のとき公演に行っては虫かごに何匹も捕まえた記憶があります。 しかしセミの一生はたいへん短く、7〜10日間くらいと言われています。 しかも土の中にいる期間は7年間とも。 そんな長い期間を経て、やっと土に穴を開けて出てきます。 そして朝早く、木に登り、脱皮します。 何時間かして成虫になるんです。 ここにはアブラゼミとミンミンゼミが留まっています。 わかりますか? こんなことを小さいときに知っていたら、夏休みのほとんどをセミ取りには行かなかったでしょう。 今から思うとかわいそうでした ...

台風10号の猛威

2019/8/14    , ,

台風10号、名称KROSA(クローサ)は大型の台風。 暴風域(南東側280km、北西側170km)を伴い、14日午後9時現在、種子島の東約160kmを北に向かって進んでいます。 今後四国に上陸する恐れがあり、そのまま進めば日本海に進む予報。 これにより四国では15日正午までの雨量が900mmの予想です。 (資料:気象庁) 土砂災害や河川の氾濫など、猛威を振るう可能性が大きいので、お気をつけください。 自分は帰省から戻る予定を変更して、過ぎ去った後に自宅に戻る予定です。 ...

天の川銀河の中心にある超大質量のブラックホール 研究の大きな損失

ケック天文台(ハワイ)の研究者らが天の川銀河の中心に見つかった超大質量のブラックホールをいて座Aと名付けました。 (資料:Event Horizo​​n Telescope Collaboration et al) これは太陽より約400万倍の重さです。 地球からの距離は約2万6千光年(1光年は光が1年間に進む距離で約9兆5000億km)に位置しています。 これまでこの巨大ブラックホールは休息の状態で、問題はなかったのですが、5月に状況が一変。 赤外線エネルギーにとても強く速い変化をし始めたそうです。 こうなりますと、天文学者らは物質の吸収する方法や構造を研究が必要になります。 しかし諸事情でなかなか研究が進みません。 そしていて座Aはケック天文台の望遠鏡から隠れてしまうため、観測できる時間があと数週間しかないということです。 もしこの機会を失うと天文学にとって大きな損失になりかねないんだそう。 がんばって欲しいですね。 ...

13日 ペルセウス座流星群が極大日

1時間に平均50個と言われるペルセウス座流星群。 明日8月13日16時は極大日と予想され、たくさんの流星が見られる可能性があります。 しかしこの時間はまだ空も明るいため、ちょっと見にくいでしょう。 そのため未明から朝方を狙うのがよいのではないでしょうか? 台風10号が近づいていますので、見られない場所もあるかもしれません。 それでは、よい流星観測ができますように。 (資料:国立天文台) ...

小惑星 再び地球接近

2019/8/11    , ,

7月に7万kmまで接近した小惑星がありましたが、10日午後4時ころにも再び地球に接近した小惑星がありました。 惑星名は「2006 QQ23」と名付けられ、地球までの距離はおよそ744万km。 前回とはかなり離れたところを通過しましたが、これでもこの距離は潜在的に危険とされる範囲内なのだといいます。   NASAの計測によると毎年6個程度ですが、気球近傍天体としては900も存在しているんだそうです。   またNASAやESA(欧州宇宙機関)は、惑星防衛計画として宇宙船を小惑星の軌道を変える実験を開発中なんだとか。   人知れず地球防衛のために働く皆さん、ありがとうございます ...

宇宙人はいる?いない?

2019/8/7    , ,

宇宙人はいる?いない?はさまざまな議論になりそうですが、みなさんはいかがでしょう? BS日テレの「深層NEWS」では、国立天文台の渡部潤一副台長と本間希樹まれき教授の対談で、これだけ宇宙が広いんだから、宇宙人は必ずいると力説したそうです。 また天文学者の99%は宇宙人がいると思っているとも。 すごい話ですね。 実際見たことがないのでわかりませんが、地球がある天の川銀河には4000億もの恒星(太陽のように自分で光っている星)があるといわれていますから、宇宙人がいても不思議ではないかも知れません。   いずれわかる日が来ます。 ...

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天の川銀河は横から見るとS字にねじれていた

2019/8/6  

我々が住む、天の川銀河は今までまっすぐな球状星団の形をしていると考えられてきました。 こんな感じです。 しかし、ポーランド、ワルシャワ大学のドロタ・スコーロン氏のチームが「横から見ると天の川銀河はS字にねじれている」と学術誌『サイエンス』に発表しました。   むずかしい話ですが、2000個以上の変光星をマッピングしてつくった新しい地図殻割り出したそうです。(かなりはしょった説明になりましたが) これによりますと、銀河の中心から太陽まではまっすぐですが、このあたりから平面の一方は上向きに、他方は下向きに曲がっているのだそう。 そして、縁に近くなると、銀河の形はさらに崩れ、幅は500光年から3000光年以上になり、曲がりは、銀河面から上下に5000光年も離れたところにも、生きた恒星があるということです。 (J. Skowron / OGLE / Astronomical Observatory, University of Warsaw) 今までの概念を大きく覆す新発見ですね ...