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142枚の画像をつなぎ合わせた火星のパノラマ画像
NASAの火星探査車「Perseverance」のカメラで撮影された高解像度パノラマ画像がこちらです。 (Credit: NASA/JPL-Caltech/MSSS/ASU) マストを360度回転させて撮影し、142枚の画像をつなぎ合わせたもの。 着陸地点のジェゼロ・クレーターからの画像で、クレーターの縁が鮮明に写っています。 またこのミッションには採取したサンプルを地球に持ち帰ることが計画されていますので、より詳しい分析結果が楽しみです ...
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NASの火星探査機「Perseverance」着陸成功
2021/02/19、NASAの火星探査機「Perseverance」が火星のイシディス平原西端・ジェゼロ・クレーターに見事着陸に成功いたしました。 (Perseveranceによる着陸地点であるジェゼロ・クレーターの地表:(Credit: NASA/JPL-Caltech)) 以前送り出した「Curiosity」の着陸よりもむずかしいとされていただけに、NASAとしは喜びもひとしおでしょう。 さて着陸したジェゼロ・クレーターには、以前に水が流入したことで潮が存在していたと考えられ、かつて水があったことを示す粘土鉱物の明らかとなっています。 すなわち、Perseveranceはこの場所で微生物の存在した証を見つけだすことが主目的。 どんなデータがこれから送られ、解析されていくのか、これからの活動に目が離せません ...
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火星周回軌投入成功
先日お知らせしました、火星軌道投入ですが、中国とUAEどちらも成功といううれしいニュースです。 探査機はアラブ首長国連邦(UAE)のHOPE」(アル・アマル)と中国の「天問1号」。 「HOPE」は火星を55時間で一周する軌道で、火星の大気の観測を開始します。 ミッション計画は2年ですが、延長も予定しているそうです。 また「天問1号」は今年5月から6月にかけて着陸予定。 そのほかNASAの「Perseverance」は2月19日に火星到着、そしてジェゼロ・クレーターに着陸する予定です。 それぞれの国がいろいろな火星のデータから分析し、新たな発見があることでしょう。 楽しみはこれからですね ...
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UAEの火星探査機「HOPE」も軌道投入
2月10日、UAE(アラブ首長国連邦)初の火星探査機「HOPE」も軌道投入する予定だそうです。 この「HOPE」は火星大気の全容を解明するためのミッションをもち、探査機にはカメラのほか、紫外線スペクトロメーターや赤外線スペクトロメーターを搭載しています。 実はこの探査機は2020年の7月に日本の種子島宇宙センターから打ち上げられました。 何となく親近感がわきますね。 この軌道導入が成功すれば、アメリカ、ロシア、ヨーロッパ、インドに続き、5番目になるそうです。 いろいろな探査機が火星に向かい、ミッションをこなします。 今後の調査に期待が持てますね ...
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中国火星探査機 いよいよ軌道投入
中国の火星探査機「天問1号」が2月10日、いよいよ軌道へ投入するということです。 現在探査機は地球から1億8000万km離れたところを飛行中で、火星からは約220万km離れた地点にいます。 (Credit: CNSA) この探査機にはオービターとランダーが備えられ、ランダーにはローバーを搭載。 2021年5月に巨大盆地のユートピア平原に軟着陸する要諦だそうです。 中国の探査機はどんなデータをもたらしてくれるのか、とても楽しみですね。 ※天問1号は中国では初めての火星ミッションで、昨年の7月23日に文昌衛星発射センターから長征5型ロケットで打ち上げられました。   ...
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2021年 火星探査の3つのミッション
火星への探査は2021年もさらに続きます。 今年は火星探査のためのミッションが3つあるようです。 1つ目はNASAの「Perserverance(パーセベランス)」です。 この探査機はNASAとしては5機目となり、2020年7月30日打ち上げられ、今年の2月18日に到着予定。 主なミッションは生命存在の痕跡を見つけることです。 2つ目は中国の火星探査機「天問1号」。 もちろん初の探査機で、今年の4月23日に到着予定です。 オービターとローバーの2台で構成され、13の科学技術ペーロード(積荷)を展開するんだそう。 最後はアラブ首長国連邦(UAE)による火星探査機「ai-Amal」. 別名が「HOPE」で2020年7月20日に種子島宇宙センターから打ち上げられ、今年の2月に到着予定だそうです。 オービターのみで、火星の周回軌道上を長期間にわたって観測するミッション。 今年もいろいろなミッションが予定されて、楽しみですね。   ...
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河川のうねを表した全火星地図
カルフォルニア工科大学のジェイ・ディクソンさん率いる研究チームは、河川のうねを表した全火星地図を作成しました。 もちろん世界で初めてです。 これはNASAの火星探査機「マーズ・リコネッサンス・オービター」が15年間におよぶ画像データを3年近くかけてつなぎ合わせて作られ、高精密な地図となりました。 今後火星探査に携わる宇宙飛行士や探査機に大いに役立つ、有益なものと期待されているそうです。 膨大な情報をくまなく、そして精密につなぎ合わせて作られた地図、たいへん貴重ですね。 詳しくは「https://sorae.info/astronomy/20210107-mars.html」をご覧ください ...