銀河

約131億光年のクエーサーを発見

2021/1/18    , ,

米・国立電波天文台は観測史上最も最遠の約131億光年彼方にあるクエーサーを発見したと発表しました。   観測はチリ・アルマ望遠鏡、ジェミニ南望遠鏡、マゼラン・バーデ望遠鏡、ハワイ・ジェミニ北望遠鏡そしてケック天文台などで行われたもの。   そのクエーサーは「J0313-1806」との名称が付けられ、中心には太陽質量の約16億倍と見積もられている大質量ブラックホールが存在しています。   ちなみに我々の住む天の川銀河の中心に位置する大質量ブラックホール「いて座A*(エースター)」がありますが、太陽質量の約400万倍ほどです。   これに比べると、かなり巨大なブラックホールだということがわかります。   また明るさもかなり大きく、天の川銀河全体の約1000倍の明るさで輝いているということですから、遠方にあっても観測が可能なんだそうです。   (Credit: NOIRLab/NSF/AURA/J. da Silva)   このクエーサーは光の速さで約131億年かかって地球に届いているというということは、今から131億年前の姿を見ていることになります。   実は現在この宇宙はができたのはおよそ137〜8億年前と考えられています。   そして今回の発見されたクエーサーについて科学者達は、通常ではあり得ない出現をしていると考えているようです。   それはこの超巨大ブラックホールが約131億年前にできていたということ考えると、宇宙が誕生して約1億年後に太陽の1万倍の質量を持つブラックホールの「種」が必要なんだそう。   しかしブラックホールのメカニズムから想定されるブラックホールがの種が作られることは非常に困難だそうです。   また単純計算しても、このサイズのブラックホールができるまでに超新星の爆発やら合体やらしても、約7億年で作られることは時間が足りないという結果を導き出しました。   ということは別のメカニズムでここまで成長したということしか考えられないということです。   いずれにしてもいろいろな過程を経て大きくなったこのクエーサーですが、このことでもしかしたら宇宙の起源がまた少し分かってきたのかもしれませんね ...

衰退しゆく銀河

2020/12/22    , ,

地球から約4000万光年離れた銀河(NGC 1947)は、時間と共に衰退しています。 (Credit: ESA/Hubble & NASA, D. Rosario) NGC 1947という銀河は、ほぼ200年前に発見され、渦巻腕を持たない珍しいレンズ状銀河です。   もともとレンズ状銀河は星の材料となるガスやチリが乏しい銀河で、このNGC 1947もその1つ。   その中心から周りにある特徴的な渦巻腕からほとんどすべてのガスと塵を失い、今では細く引き延ばされたいとのようなガスの雲が取り巻いています。   ここ状態では新たな星が誕生する可能性が低いため、衰退し続けるそうです。   何となく寂しく見える銀河ですね ...

天の川銀河の中心にある超大質量のブラックホール 研究の大きな損失

ケック天文台(ハワイ)の研究者らが天の川銀河の中心に見つかった超大質量のブラックホールをいて座Aと名付けました。 (資料:Event Horizo​​n Telescope Collaboration et al) これは太陽より約400万倍の重さです。 地球からの距離は約2万6千光年(1光年は光が1年間に進む距離で約9兆5000億km)に位置しています。 これまでこの巨大ブラックホールは休息の状態で、問題はなかったのですが、5月に状況が一変。 赤外線エネルギーにとても強く速い変化をし始めたそうです。 こうなりますと、天文学者らは物質の吸収する方法や構造を研究が必要になります。 しかし諸事情でなかなか研究が進みません。 そしていて座Aはケック天文台の望遠鏡から隠れてしまうため、観測できる時間があと数週間しかないということです。 もしこの機会を失うと天文学にとって大きな損失になりかねないんだそう。 がんばって欲しいですね。 ...

100億年前に別の銀河と衝突・合体してできた天の川銀河

2019/7/24    , ,

宇宙が誕生して138億年経ちますが、現在の天の川銀河の形成には小さな別の銀河との衝突と合体でできあがったという論文を発表しました。 この発表には欧州宇宙機関(ESA)のガイア宇宙望遠鏡を使用し、約100万個の恒星の位置や明るさ、そして距離などを測定して割り出したのだそう。 その後、約45億年前に太陽をふくむ1000億〜4000億個もの星が存在するようになったそうです。 論文はカナリア天体物理研究所(スペイン)の天文学者カルメ・ガヤルト氏を含む科学者たちが執筆し、科学誌ネイチャー・アストロノミーに掲載されました ...

銀河系の最遠端をとらえることに成功

2019/6/24    , ,

国立天文台のほか、東京大学、東北大学、法政大学などのメンバーが銀河系の最遠端をとらえることに成功しました。 つまり横に広がっているハロー(円盤部分)と呼ばれるエリアの端っこというわけです。 その観測によると、銀河の中心から端まではおよそ52万光年。 太陽から銀河系の中心部までは約26,000光年あるので、その20倍ほどの距離となります。 (銀河系のイメージ:東北大学ほか) 銀河系には1000億以上の恒星(太陽のように自分で光り輝いている星)があつまっていて、太陽はそのひとつ。 こんなにあるのですから、地球以外に生命体がいてもおかしくない気がしますがどう思います ...

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