ブラックホール

はるかに巨大だった ブラックホールのはくちょう座X-1

1964年に初めてブラックホールが確認された「はくちょう座X-1」。   これまでの計算で太陽15個分の質量と考えられてきましたが、はるかに巨大で、21個分の質量ということが明らかになりました。   このことによりブラックホール形成時に失われた恒星の質量の推定値が変わってくるそうです。   もともとブラックホールの質量は、恒星の大きさと恒星風の形で失われる質量の量に依存し、高温で明るく輝く星はより重く、より多くの恒星風をつくる傾向があるんだそう。   特に天の川銀河で生成されるブラックホールの質量は15太陽質量以下と考えられていましたから、このはくちょう座X-1の調査結果からこれまでの認識を再考慮しなくてはいけないということになったそうです。   現在オーストラリアと南アフリカで建設が進められているスクエア・キロメートル・アレイ(Square Kilometer Array:SKA)が稼働することでさらなる詳しいデータが取れると期待されています。   科学者たちが考えてきたブラックホールの形成スピードがどのようにして高速になったのかがいずれ解き明かされる日も近いかもしれません ...

超巨大ブラックホールに食べられるかわいそうな星

2021/1/20    , ,

今回の発見は超巨大ブラックホールに食べられる星です。   実はこの現象にはある理由があってわかったといいます。   それは地球から5億7000万光年離れた銀河から眩い閃光を2014年11月14日に確認したそうです。   当時は超新星爆発と思われていたそうですが、データを詳しく調べていると、この閃光は1度切りではなく複数回あり、それが114日間隔で閃光していることが分かりました   すなわち何度も光を放つということは超新星爆発ではないということです。   より詳しく調べたところ、フレアの明るさと持続時間から推測すると、星がブラックホールに少しずつ質量を取られているということが分かりました。   わかりやすい表現でいいますと、食いちぎれているということです。 https://enoeffort.xyz/wp-content/uploads/2021/01/periodic_AGN_wide_shot_with_labels_LQ_low.mp4 Credit: NASA’s Goddard Space Flight Center/Chris Smith (USRA/GESTAR) 今後何度もこのことが行われ、最後はすべて食べられ死を遂げます。   ちょっとかわいそうなこの星、まるで生き物のようですね。   &nbsp ...

ノーベル物理学賞にブラックホール研究者

本日日本時間の午後7時過ぎにノーベル物理学賞の発表がありました。 受賞されたのはブラックホールに関する研究で大きな貢献をした研究者3名です。 ロジャー・ペンローズ氏(英・オックスフォード大学)、ラインハルト・ゲンツェ氏(独・マックス・プランク地球物理学研究所)、アンドレア・ゲッズ氏(米・カリフォルニア大学)。 中でもペンローズ氏は20世紀最大の物理学者・アインシュタインの一般相対性理論によってブラックホールの形成を証明されたことが評価されたのだそう。 また、ゲンツェ氏とゲッズ氏は太陽のおよそ400万倍の質量の超巨大ブラックホールの存在を明らかにしたことが評価されました。 いずれにしても地球からは遙かかなたにあるブラックホールについて研究されたのだと思うと気が遠くなりそうです。 本当におめでとうございます ...

恒星がブラックホールに引き裂かれる現象

2019/9/28    , ,

9月27日、NASAは系外惑星探査衛星「TESS」が、ブラックホールに恒星が引き裂かれる現象をとらえたと発表。 「TESS」とは太陽系外惑星を発見する観測をしている衛星です。 1月29日、地球から約3億7500万光年にある銀河「2MASX J07001137-6602251」の中心部で、増光現象(徐々に明るさが増えていく現象)を確認。 データ解析をすると、銀河の中心部でブラックホールによる恒星が引き裂かれる過程だと判断したんだそう。 ちなみにこのブラックホールの重さは、太陽の600万倍と推定され、超大質量ブラックホール。 そしてこの恒星は太陽と同じくらいの大きさだったとみられています。 この発生確率は天の川銀河では1万年〜10万年に一回という超レアな現象になるようです。 (資料:NASA) 興味のある方は下記のNASAの映像をご覧ください。https://youtu.be/85tdoDt1Qh0 ちょっと怖いですよ ...

天の川銀河の中心にある超大質量のブラックホール 研究の大きな損失

ケック天文台(ハワイ)の研究者らが天の川銀河の中心に見つかった超大質量のブラックホールをいて座Aと名付けました。 (資料:Event Horizo​​n Telescope Collaboration et al) これは太陽より約400万倍の重さです。 地球からの距離は約2万6千光年(1光年は光が1年間に進む距離で約9兆5000億km)に位置しています。 これまでこの巨大ブラックホールは休息の状態で、問題はなかったのですが、5月に状況が一変。 赤外線エネルギーにとても強く速い変化をし始めたそうです。 こうなりますと、天文学者らは物質の吸収する方法や構造を研究が必要になります。 しかし諸事情でなかなか研究が進みません。 そしていて座Aはケック天文台の望遠鏡から隠れてしまうため、観測できる時間があと数週間しかないということです。 もしこの機会を失うと天文学にとって大きな損失になりかねないんだそう。 がんばって欲しいですね。 ...

© 2021 今からここから