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南極の”血の滝”の発生メカニズムを解明

血の滝”はまるで南極大陸のテイラー氷河から鮮血のような赤い液体が流れ出る様子を言い表したものです。

(Credit: Peter Rejcek, National Science Foundation. )

1911年に地質学者のグリフィス・テイラー氏によって発見され、何十年もその発生メカニズムがわからなかったそうです。

 

当時は水中に生息する紅藻類が原因だと考えられていましたが、決定的ではなかったんだそう。

 

しかし100年以上がたった今、その原因を突き止めたのです。

 

それは「氷からしみ出した鉄塩が空気に触れると赤くなる」とのことで、この氷河の下に塩水の湖が閉じ込められことがわかり、その塩水がしみ出してくることを発見。

 

つまり塩分を含んだ水は凝固点が低い(固体になる温度)ので、氷河の中を流れ、それが最終的に表に出てきたというのです。

 

またこの氷底湖には光も酸素もない状態でも生きられる微生物群の生息も確認しています。

 

どうも鉄と硫酸塩を利用しているとのことですが、生存本能というのは凄まじいですね。

 

子どもでも楽しめる南極大陸の不思議がわかります。

 

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