はやぶさ2がリュウグウに金属弾を撃ち込んだ時に飛び散った内部観測データからリュウグウの水の行方を突き止めたと発表がありました。 この発表をしたのは米・ブラウン大学のラルフ・ミリケン博士らの研究チームです。 発表によりますと、リュウグウに水がなくなったと考えられる可能性として2つあるとのこと。 もともと小惑星はぶつかり合った母天体の破片が集まって作られたと考えられ、その中でリュウグウは有機物や水が豊富に含まれているC型小惑星に分類されていました。 しかし、実際には水が存在していないことが分かっています。 豊富にある水が存在していないと考えられる理由の1つ目は、母天体に何らかの加熱作用があり、失われたという可能性、そしてもう1つは太陽に近い軌道を回っていたために水が蒸発してしまったという可能性です。 ところがはやぶさ2が金属弾をぶつけたときに飛び散った内部物質を近赤外分光計で分析してみると、表面と内部では水の量がほとんど変わらないことが分かりました。 これはリュウグウができあがる前の母天体の段階で水が失われたという可能性が高いことを意味しているんだそうです。 ただ現段階では確定ではなく、可能性の段階で、今後資料の分析が進めばさらなる確証が得られるかもしれません。 本当の楽しみはこれからでしょう。 ワクワクしますね ...