かつての火星にあった水質について、探査を続けているのは金沢大学・福士圭介氏をはじめとした研究チームです。 キュリオシティーが収拾したゲール・クレーターにあったとされる湖。 Credit: Evan Williams, with data from the Mars Reconnaissance Orbiter HIRISE project) その堆積物のデータを元に復元すると、湖の水質はpHが6.9〜7.3(中性)で、塩分は地球の海水のおよそ3分の1程度と薄く、しかもミネラルを豊富に含んでいたといいます。 そしてその期間は100万年は継続して供給され続けたとし、流れ込んだ水が蒸発することで、塩分やミネラルが少しずつ濃くなっていったと推測。 そのためゲール・クレーターにあったとされる湖は、生命が誕生してもおかしくない環境だったと考えられるんだそうです。 気になるのはこの水が、一体いつなくなってしまったのか? そしてもし生命が存在していたとしたら、いつまで生きていたのだろうか?などこれからの調査に期待が膨らみます。 ...