天の川

はるかに巨大だった ブラックホールのはくちょう座X-1

1964年に初めてブラックホールが確認された「はくちょう座X-1」。   これまでの計算で太陽15個分の質量と考えられてきましたが、はるかに巨大で、21個分の質量ということが明らかになりました。   このことによりブラックホール形成時に失われた恒星の質量の推定値が変わってくるそうです。   もともとブラックホールの質量は、恒星の大きさと恒星風の形で失われる質量の量に依存し、高温で明るく輝く星はより重く、より多くの恒星風をつくる傾向があるんだそう。   特に天の川銀河で生成されるブラックホールの質量は15太陽質量以下と考えられていましたから、このはくちょう座X-1の調査結果からこれまでの認識を再考慮しなくてはいけないということになったそうです。   現在オーストラリアと南アフリカで建設が進められているスクエア・キロメートル・アレイ(Square Kilometer Array:SKA)が稼働することでさらなる詳しいデータが取れると期待されています。   科学者たちが考えてきたブラックホールの形成スピードがどのようにして高速になったのかがいずれ解き明かされる日も近いかもしれません ...

約131億光年のクエーサーを発見

2021/1/18    , ,

米・国立電波天文台は観測史上最も最遠の約131億光年彼方にあるクエーサーを発見したと発表しました。   観測はチリ・アルマ望遠鏡、ジェミニ南望遠鏡、マゼラン・バーデ望遠鏡、ハワイ・ジェミニ北望遠鏡そしてケック天文台などで行われたもの。   そのクエーサーは「J0313-1806」との名称が付けられ、中心には太陽質量の約16億倍と見積もられている大質量ブラックホールが存在しています。   ちなみに我々の住む天の川銀河の中心に位置する大質量ブラックホール「いて座A*(エースター)」がありますが、太陽質量の約400万倍ほどです。   これに比べると、かなり巨大なブラックホールだということがわかります。   また明るさもかなり大きく、天の川銀河全体の約1000倍の明るさで輝いているということですから、遠方にあっても観測が可能なんだそうです。   (Credit: NOIRLab/NSF/AURA/J. da Silva)   このクエーサーは光の速さで約131億年かかって地球に届いているというということは、今から131億年前の姿を見ていることになります。   実は現在この宇宙はができたのはおよそ137〜8億年前と考えられています。   そして今回の発見されたクエーサーについて科学者達は、通常ではあり得ない出現をしていると考えているようです。   それはこの超巨大ブラックホールが約131億年前にできていたということ考えると、宇宙が誕生して約1億年後に太陽の1万倍の質量を持つブラックホールの「種」が必要なんだそう。   しかしブラックホールのメカニズムから想定されるブラックホールがの種が作られることは非常に困難だそうです。   また単純計算しても、このサイズのブラックホールができるまでに超新星の爆発やら合体やらしても、約7億年で作られることは時間が足りないという結果を導き出しました。   ということは別のメカニズムでここまで成長したということしか考えられないということです。   いずれにしてもいろいろな過程を経て大きくなったこのクエーサーですが、このことでもしかしたら宇宙の起源がまた少し分かってきたのかもしれませんね ...

陸上生物の大量絶滅は周期的?

2020/12/16    , ,

陸上生物の大量絶滅は、約2750万年の周期で繰り返されていると発表したのはNW大学のマイケル・ランビーノ教授からなる研究チーム。   統計的な手法などで分析してみると、過去3億年の間にこの周期で計10回起こっているそうす。   このうち8回は海洋生物の大量絶滅を同時に起こっていて、大規模な火山活動を伴っているんだそう。   また巨大な隕石の衝突も同じ周期で繰り返されていることを発見しました。   ところで、太陽系は天の川銀河を2億5000万年かけて公転しているそうですが、これが直線的ではなく上下に振れながら回ってるということです。   そのため太陽系が、天の川銀河のディスク(中心より外側の円盤状の部分)の真ん中を3000万年周期で通過しているんだそう。   ここで重要なのがディスクの真ん中には塵やガス、恒星、そして「質量は持つが、光学的に直接観測できない」といわれるダーク・マターが高密度で存在していて、このダーク・マターが地球の火山活動等を発生させたのでは?、と推測しています。   地球の大量絶滅に周期的に起こっているということと、太陽系と天の川銀河の運動に関係があるという仮設はとても興味深い内容ですね ...

はやぶさ2の天の川撮影

2020/4/18    , ,

小惑星探査機のはやぶさ2が「リュウグウ」の帰還中に天の川を撮影したそうです。 その画像がこちら。 (JAXA/産総研/東京大/高知大/立教大/名古屋大/千葉工大/明治大/会津大) とてもきれいな画層で惚れ惚れしてしまいますね ...

美しき姿の大マゼラン雲

2019/9/16    , ,

私たちの天の川銀河のお隣にある大マゼラン雲。 お隣といっても地球からは16万3千光年離れています。 この銀河は可視光線ではチリによってガスがかかったように見えてしまいますが、赤外線を通してみるとガスは歯見えず本来の美しき姿が見られます。 ESO’s VISTA telescope reveals a remarkable image of the Large Magellanic Cloud, one of our nearest galactic neighbours. VISTA has been surveying this galaxy and its sibling the Small Magellanic Cloud, as well as their surroundings, in unprecedented detail. This survey allows astronomers to observe a large number of stars, opening up new opportunities to study stellar evolution, galactic dynamics, and variable stars.   この大マゼラン雲を撮影したのは南米チリのパラナル天文台のVISTA望遠鏡。 とってもきれいで望遠鏡で見てみたいと思いますが、残念ながら南半球からしか見られません。 写真だけで我慢しましょう ...

天の川銀河の中心にある超大質量のブラックホール 研究の大きな損失

ケック天文台(ハワイ)の研究者らが天の川銀河の中心に見つかった超大質量のブラックホールをいて座Aと名付けました。 (資料:Event Horizo​​n Telescope Collaboration et al) これは太陽より約400万倍の重さです。 地球からの距離は約2万6千光年(1光年は光が1年間に進む距離で約9兆5000億km)に位置しています。 これまでこの巨大ブラックホールは休息の状態で、問題はなかったのですが、5月に状況が一変。 赤外線エネルギーにとても強く速い変化をし始めたそうです。 こうなりますと、天文学者らは物質の吸収する方法や構造を研究が必要になります。 しかし諸事情でなかなか研究が進みません。 そしていて座Aはケック天文台の望遠鏡から隠れてしまうため、観測できる時間があと数週間しかないということです。 もしこの機会を失うと天文学にとって大きな損失になりかねないんだそう。 がんばって欲しいですね。 ...

宇宙人はいる?いない?

2019/8/7    , ,

宇宙人はいる?いない?はさまざまな議論になりそうですが、みなさんはいかがでしょう? BS日テレの「深層NEWS」では、国立天文台の渡部潤一副台長と本間希樹まれき教授の対談で、これだけ宇宙が広いんだから、宇宙人は必ずいると力説したそうです。 また天文学者の99%は宇宙人がいると思っているとも。 すごい話ですね。 実際見たことがないのでわかりませんが、地球がある天の川銀河には4000億もの恒星(太陽のように自分で光っている星)があるといわれていますから、宇宙人がいても不思議ではないかも知れません。   いずれわかる日が来ます。 ...

© 2021 今からここから