古代の火星の姿を推測するNASA

火星の大気は以前から比較するとかなり希薄になり、なぜこのようになったのかをNASAは酸素の同位体に比率で調査しています。

 

同位体とは陽子数は同じなのですが、同じ元素でも中性子の数が異なる原子をいいます。

酸素はほとんどが16個の中性子をもっていますが、18個も存在することがわかっています。

火星にはこの両方がありますが、徐々に16の酸素が少なくなって18の酸素が多くなっているもよう。

 

そしてこの同位体比を調べることで、以前の火星の大気量が推測可能なんだそうです。

ただ火星ではこの比率が時間とともに変化することが判明し、この原因解明がより環境を正確に解明する手がかりになると期待されています。

 

まだまだわからないことが多い火星ですが、これからの研究で古代の火星の姿が明らかになる日はいずれ訪れることでしょう。