陸上生物の大量絶滅は、約2750万年の周期で繰り返されていると発表したのはNW大学のマイケル・ランビーノ教授からなる研究チーム。
統計的な手法などで分析してみると、過去3億年の間にこの周期で計10回起こっているそうす。
このうち8回は海洋生物の大量絶滅を同時に起こっていて、大規模な火山活動を伴っているんだそう。
また巨大な隕石の衝突も同じ周期で繰り返されていることを発見しました。
ところで、太陽系は天の川銀河を2億5000万年かけて公転しているそうですが、これが直線的ではなく上下に振れながら回ってるということです。
そのため太陽系が、天の川銀河のディスク(中心より外側の円盤状の部分)の真ん中を3000万年周期で通過しているんだそう。
ここで重要なのがディスクの真ん中には塵やガス、恒星、そして「質量は持つが、光学的に直接観測できない」といわれるダーク・マターが高密度で存在していて、このダーク・マターが地球の火山活動等を発生させたのでは?、と推測しています。
地球の大量絶滅に周期的に起こっているということと、太陽系と天の川銀河の運動に関係があるという仮設はとても興味深い内容ですね。